ニュースを見ていると、治安について、ちょっと煽りが強い一面もなくはないのですが、かといって、日本とはやっぱり違う面もあり、日本にいる時と同じ気持ちでフラフラ街歩きをするのはオススメできません。
私がサンフランシスコにちょこちょこ来始めたのは2007年あたりで、その頃は、もうちょっとゆったりした雰囲気もあったように思いますが、今は不景気なせいか、どことなく殺伐とした感じです。
サンフランシスコはサイズ的に中規模都市なので、人が減ってしまった今、中心部は正直に言って廃れてきています。
治安がどうの、というより活気がないというのが正しい感じです。
以前に比べると街を歩いている人が少ないので、エナジーというか、ワクワクするような雰囲気というか、そういうものが満たされていない空気感があります。
原因をパンデミックのせいにすることが多く、たしかにそれが最後の一撃であったと思いますが、実際には、ドットコムバブル以降、広がり続ける格差を見て見ぬふりをし続けた結果が、「治安の悪化」とか「ゾンビタウン」になってしまったと思います。
そんなニュースを聞きつつも、たまたまサンフランシスコに来た友達がいるとしたら、私だったらどんな風にアドバイスできるかな?という思いつきで「サンフランシスカンの旦那さんと100%日本人(田舎出身)の私」が考える予備知識&治安対策です。
データで見るとサンフランシスコの犯罪件数は減っている
参照:CBS News, “San Francisco crime drops but public perceptions slow to change“
State of California – Department of Justice, “2014 Computation Formulas“
NBC Bay Area, “San Francisco sees crime rate drop to lowest level in more than 20 years“
約1年前の2024年冬のニュースで「2023年は過去10年間で1番低い犯罪率(2020年除く)」と発表がありましたが、それ以降、さらに犯罪件数が減っているサンフランシスコ。
2025年、今年に入ってからもさらに「23年ぶりの低い犯罪率」と発表がありました。
何%減ったなどと聞いても分かりにくいので、窃盗件数と人口の関係をチャートにしてみると変化はこんな感じです。
年 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
人口 | 877,471 | 879,676 | 878,826 | 874,826 | 815,498 | 814,176 | 819,151 | 827,526 |
窃盗件数 | 46,742 | 42,647 | 42,080 | 25,770 | 32,052 | 36,661 | 32,544 | 21,138 |
窃盗犯罪率 | 5.33 | 4.85 | 4.79 | 2.95 | 3.93 | 4.50 | 3.97 | 2.55 |
犯罪率の計算方法は、犯罪件数 / 市の総人口 x 100,000で算出しています。
犯罪件数の推移をグラフ化したものは下の通りです。グラフにすると、件数が随分減っているのが分かります。

犯罪率と人口の増減を比較したグラフにしたものは、こちら。

人口の減り方に比べると、犯罪率は急激に変化しているのがよく分かります。
2020年は、街自体がシャットダウンしていたので参考にならないのですが、シャットダウンしていた割にけっこうな窃盗件数です。でも、2020年以降増え続けていた窃盗件数も2023年に減少しており、行政の取り組みは理解できるところ。
サンフランシスコは、アメリカ人から見ても「安全とは言えない街」と見られてしまうようになってしまって、とにかく名誉挽回に必死です。
ただ、人口も減っているとは言え、窃盗件数もパンデミック前より減っているので、「サンフランシスコは危ない」というメディアの印象操作が強い感じは少しします。
ここでの「窃盗」の定義
SF警察のデータの中で「Larceny Theft」と呼ばれるものを使いました。
どんなものが含まれるかというと、自転車、自動車のパーツやアクセサリー、万引き、すりなどの窃盗行為やその未遂行為で、詐欺などは含まれません。また、車両そのものの窃盗(Motor Vehicle Theft)も含まれません。

ただ、窃盗を全ての人が報告しているとも限らないので、実際のところはどうかな?という気持ちもちょっとあります。
サンフランシスコの治安や安全面、実際はどんな感じ?
私のアメリカ滞在歴は10年ちょっとと、長くも短くもない年数なのですが、通勤や通学で公共交通機関を過去何年かは毎日利用していたので、それなりに色々見てきました…。
旦那さん家族は、3世代に渡るサンフランシスカンで、本人は、やんちゃとは対極に位置していますが、まわりでやんちゃ話をたくさん持っている人が多く、けっこう昔の状況も含めてサンフランシスコ事情にとても詳しいです。
まずは、そんな私たちが実際に目の前で見た事件や出来事、聞いた話などをここで紹介できる範囲で…。
サンフランシスコ(&周辺エリア)の万引きは日常茶飯事
ビジネスオーナーにとっては、大きな悩みですが、一般庶民にとっては「あーまただね」くらいに日常生活の一部になってしまっています。
予算があるんだろう大手小売店は、警備員を店舗の出入口付近に立たせていたり、ショッピングモールでは巡回させていますが、基本的には悪そうな人に対応するためというよりは、他のお客さんに迷惑をかけている厄介者対応をしているところをよく見かけます。
【厄介者対応の例】
・中毒者が不潔な身なりで店内をウロウロしている。
・奇声を発しながら騒いでいる。
また、実際に、集団窃盗団などが店舗に入った時には、そういうグループに「手を出さないように」指示されていて、店内にいるお客さんの安全を守る、窃盗団に近づかないようにその場を仕切るなどの、どちらかというと保安要員的なポジションです。

それでもコワイよね…でも、とにかく命が大事なので。
前に、旦那さんとジャパンタウンに行った時、私は紀伊國屋にいたのですが、合流すると「さっきMaidoでマーカーペンみたいなのゴッソリ盗んでる現場を見たよ」と言われました。私が合流した時には、その盗っ人はいなくて、警備の人も追いかけてる様子はなく、そういうのは見逃してるんだと思います。
万が一、その場で追いかけたり問い詰めたりして、まさかの発砲事件に発展したら、その場にいるお客さん全員が危なくなるので…。頭の中でこんな図式が描かれているハズ。
盗まれた金額<<<<<<<<<<<<<<<命
盗みを許すのは、良いことではありませんが、しかし、命には代えられない。
それから、よくニュースになるアップルストアの集団窃盗ですが、これも数ヶ月に1度発生するイベントみたいになってきており、報道されても、「あーまただね、今度はどこの店?」というリアクションになります。
盗みが目の前で発生していても、誰も動じていない!店員も盗っ人もお客さんも、もう慣れっこになってしまっています…。

一応、店舗前には本物の警察官がいることも多いのですが、隙を狙って盗みが発生するのがパターンです。
私もバイトを探している時にジュエリーショップのデリバリー管理というポジションがあって、近所だったので応募しようかな?と思いましたが、私のような背が低く、見るからに喧嘩できなさそうなアジア人の中年オバさんが、荷受けで店舗の裏出口を開け閉めしてたら、すぐに狙われそうだ…と思い応募しませんでした。
仕事に応募する時に、こんなことを考えたりするなんて、普通にヤバい…というか、おかしいと思います。
生活していると、この「ヤバい」という感覚が軽くなってくるので、滞在歴の長い外国人の中には「サンフランシスコはそんなヒドくないよ!」と言う人も多いですが、話半分くらいで聞いておくのが無難です。危険度を甘く見積もる人の話は参考程度にして…教訓を1つ。
海外に住むときの掟:自分の直感を信じろ。
そして、意外と、出身国がもっとヤバいところの人ほど、サンフランシスコの治安が悪化してきているのが肌感覚で分かるようで、「サンフランシスコもヤバくなってきたな」「あそこの通りはマジでヤバい」などと言っているのを、中南米出身のお友達からよく聞きます。
…なんか、出身国に似てきたな、、、みたいなアンテナが反応するのかもしれません。
「危険じゃない」と思って行動していると、いざという時に対応できません。
なので、「危険じゃないかもしれないけど、危険かもしれない」とちょっと意識を変えることが大事。大げさにする必要はないけれど。
何度も言いますが、命が大事!なので、現場に遭遇したら、巻き込まれないようにしましょう。
最新の電子機器、スマホ(特にiPhone)は狙われる
一時帰国すると実感しますが、日本はスゴイです。
レストランの座席取りで、カバンやら洋服やら放置しているのを何度も見かけて、「盗まれないってスゴイな…」と思いました。が、若い頃、私も日本では似たようなことを普通にやっていたな…と思いました。だいたい、グループの1人が見張り番として、テーブルの側に立っていることが多かったですが。

今は、場所取りはダメということを学んだので、やらなくなりました。
驚いたのは、訪日外国人や日本に住んでいるんだろうなっていう外国人の方々も、同じようにラップトップやらバックパックを普通に座席に置いて、お手洗いに行ったり座席をはずしていたりしていたことです。「日本だからって安心しすぎじゃ?」と心配になりました。
さて、サンフランシスコはどうかというと、カフェでほんの10秒目を離した隙にラップトップを盗まれた、というのはよく聞く話です。iPhoneも狙われやすいです。つい先日も、iPhoneを盗まれたという話を歯医者で聞いたところです。
私は、BARTに乗っていて、目の前で最新型だろうなと思われるiPhoneを盗られた事件を目撃したことがあります。

私のは古すぎて盗まれる心配がありません。
その人は通路側のシートに座っていて、スマホを片手でプラプラと通路側に傾けながら使っていたので、イヤ〜な予感はしていました。通路側にスマホを出すなんて「どうぞ持っていって」と言っているようなものなので、危ないです。特に、乗客が少なくガラガラの時は。
案の定、停車駅が近づいたところで背後から若者が近寄ってきて、ドアが開いた瞬間にiPhoneをかっさらっていきました。
「かっさらって逃げやすい」という同じ理屈で、乗り物のドア付近で不用心に使うのも注意する方がいいです。特に、ドアが開いた瞬間にそれまでポケットなどにしまっていたスマホを取り出し、操作し始めるというのは、盗まれるリスクがアップします。
ところで、私がスマホ窃盗を電車の中で目撃した瞬間、何を思っていたかというと…「撃たれませんように、撃たれませんように…」です。しかも、盗まれた方は、犯人を追いかけて電車を降りたので、「なぜ危険な目に遭おうとするんだ!?」と理解ができなかったです。
電車に乗ったままだったら、iPhone盗難後の手続きとか色々相談にのることができましたが、降りてしまったのでそれもできず…。
相手のスマホとか、誰が盗んだとか、連絡しなきゃとか、そんなことは思わなかったです、というより安全確保の方が重要でした。犯人を追いかける=反撃される可能性が高まる、となるので、ちょっと緊張しました。
とにかく、そういう場面に遭遇したら、おのおのの命が大事です。
車上荒らしもそこそこ多い
街を歩いていて、粉々になった窓ガラスみたいなのが道路に散らばっていて、それがどうも車の形に沿っているな…という時は、車上荒らしに遭った痕跡です。
道路以外にも駐車場でも、たまーに見かけるので、駐車場だからといって安心はできません。日本でも、なくはないと思いますが。
とにかく車の外から見えるエリアに貴重品を放置しないようにするのが1番です。トランクにしまうか、持ち歩く。
車上荒らしにあう車種に関しては、特にコレ!という区別もなくて、そこそこ高い車でも被害にあうこともあり、日本とちょっと違います。路上駐車が平気な車種でも、狙われる可能性がないとは言い切れない、といった感じ。

「車両盗難」になると、ホンダアコードやシビックが今でも人気です。
人気といわれても困るところですが…。
今から5年くらい前、義母の車もSFオペラに行った日にサンフランシスコ市内で車上荒らしにあいました。サンフランシスコに住んでいるので、習慣のように車上荒らし対策はしてあったにもかかわらず、です。夜だったのと、車上荒らしは運が左右する面も大きいので、しょうがないな、という感じです。
金銭や電子機器などの貴重品は当然、車内には残していませんでしたが、グローブボックスから自宅車庫の開閉キーを盗まれ、その夜は、みんなドキドキしながら眠りました。もちろん、車庫の開閉電源は切ったそうですが、色々な意味でドキドキ。

私の家じゃないのに。
頻繁ではないですが、忘れた頃に身近の人にも起こる出来事なので、日本に比べたらそれなりの頻度だと思います。
参考:California Highway Patrol, “2023 California Vehicle Theft Facts“
お店の不法侵入・窃盗もそこそこある
私が以前バイトをしていたレストランで、夜間にUber Eats(ウーバーイーツ)に使っていたタブレットをごっそり盗まれました。
他にも、よく行くパン屋さんでレジ横に設置していたチップジャーが盗まれたと聞いたこともあります。ちなみに、バイトしていたレストランでも、レジ横に保管していたチップが盗まれたことがあったそうです(私がバイトする前)。
ニュースでもよく見ますが、こんな感じで身近でも起こっています。
その他、怖くないけどちょっと困ることや残念なこと
暴力的ではないのですが、微妙なことも記しておきます。
BARTに乗っていた時、車両と車両の連結部分で用を足しているのを目撃したことがあります…。友達や旦那さんも見たことあるといっていたので、かなり高い確率でそういう利用をされているかと…。

それ以来、連結部分には近寄りません。
基本的に、連結部分に近い座席は、ホームレスの方たちが生活しているような感じもあったりするので、気にならなければいいですが、そうでない方は近寄らない方がいいかな、と思います。
ホームレスと思われる方が、「$1.85(金額は変動する)くれ」と言いながら車両から車両へと歩いていることも多々あります。なぜかいつも細かい金額を指定されます。他にも政治的なスピーチをしてきたり、説法的なことをしていたり、色々見てきましたが、基本的に暴力に発展することは少ないので、なんとかやりすごせば大丈夫なことが多いです。
たまたま車両に自分以外に人が乗っていない時や身に危険を感じる時などは、私は車両を変えますが、あからさまに車両を変えると、癇に障るのか後をつけてきたり、なにか小言みたいな文句を言ってきたりしますが、聞こえないふりをして逃げ切ります。
…色んな意味でドキドキはしますが。
サンフランシスコ周辺は、アジア人も多く寛容かと思いきや、微妙な「あれ?」ということは、たまに起こります。
世間体もあるので、まわりが見て分かってしまうような差別の発生頻度は少なめです。
個人的には、滞在期間が長くなるにつれて、英語がESLレベルの時には気がつかなかったような、小さい差別が分かるようになった感じです。
その時は、気持ちが凹みますが、あまりにヒドイものでない場合は、運が悪かった・変な奴に会っちゃったな、と切り替えてやり過ごす方が自分の時間やエネルギーを無駄にしないですみます。
以前はここまで酷くありませんでしたが、今は車・バイク以外にも普通の自転車、電動キックボード・スクーター、電動一輪車…とあらゆる乗り物が車道を使っています。
車・バイクに関しては、法律を守っていることの方が多いですが、それでもけっこうなスピードで右折・左折してくる事も多いです。ただ、けっこう一時停止を守らない人もいるので、信号機のない交差点を渡るときは注意した方がいいです。
その他の乗り物に関しては、ルールが曖昧なせいか、基本的には車と同じ行動をしているのに、時に歩行者になりすましたりして、歩道を恐ろしいスピードで走っていたり、また、信号を無視することが多いです。
遊歩道で自転車と歩行者が道路を共有する場合、自転車側が「On your left」と注意喚起するのが通常です。後ろ側から自転車に乗っている人の叫び声が聞こえたら、自分の左側を自転車が通り抜けるため、ぶつからないように注意します。
たまに何も言わずに近寄ってくる危険運転者もいて、衝突されたという話も聞いたことがありますので、自転車等と道路を共有している場合も、そこそこ注意が必要です。
サンフランシスコ街歩きで気をつけた方がいいこと
基本的には、大都市で起こるような凶悪な事件が多い街ではないので、時間と場所さえ注意すれば安全に過ごせます。ただ、「ここはアメリカ、自分はマイノリティ(弱い存在)」という意識は、片隅にいつも持っておくといいです。意識があれば、ちょっとは気をつけながら行動するので。

差別はダメですが、アジア人は本当に弱い存在なので。
- 現地の人に「行ってもいいけど注意しろ」と言われたエリアでは、英語ができない場合は特に現地人以上に注意を払う。また、現地の人に「行くな」と言われたエリアには、用がない限り行かないようにする。
→詳細は、「サンフランシスカン家族も基本的に避けるエリア」をどうぞ。 - 車から離れる時、車中に、スーツケースやカバン、袋など「何か入ってそう」と思われるようなものは外から見える場所に保管しない。トランクへ入れる。貴重品は携帯する。
- 道路がやたら汚いエリアやアパートなどの建物が荒れている場所に踏み込んだ時は、状況を見て街歩きを続けていい場所かどうか判断する。
- 道路や電車内などでスマホや電子機器を扱う時は、ボーッとしない。
- 夜は、安全と言われるエリアでも人がいないと危険なこともあります。また、昼と夜で印象が変わるエリアもあるので注意する。
他にも、行く場所や時間帯によっては、過度なおしゃれは控えるのもいいと思います。あまり良いエリアでないところで、高価な貴金属を目につくように身につけるのも、やや注意が必要です。
サンフランシスカン家族も基本的に避けるエリア
本当に危ないところは、分からない!
本当に危険なところは、一般の現地人も近寄らないので、そのエリア出身のお友達がいない限り、ぶっちゃけ危険度が「分からない」場所もあります。
ガイドブックで喚起されているようなエリアは、車で通り過ぎることが多く、極力、歩かない。
というより、「歩きたくない」という感じ。
でも、有名な「テンダーロイン」は、ぶっちゃけると歩けないことはないのも事実です。
ただ、好き好んでは行かない、という感覚に近いかもしれません。
ざっくりした基本は、「Geary St.(ギアリーストリート)とTurk St.(タークストリート)の間、Taylor St.(テイラーストリート)からPolk St.(ポークストリート)の間は特によろしくない」です。
地図の薄ピンクエリアが該当します。

ブランチで有名なBrenda’s French Soul Foodは、テンダーロインにあるし、週末は行列です。
日中に歩く分には、人通りはそれなりにあるので、できないこともないです。
ただ、歩道はとてつもなく汚く、いろいろ叫んでいる人も多いので、このあたり一帯を避けられるのであれば、避けることを全力でオススメします。
おしゃれなイメージのあるSOMAエリア(Market St.南側)も、6th St.〜9th St.の間あたりは、今も微妙です。
新築物件が増えたので、ぱっと見は良さそうですが、とっても微妙なエリアなので、夜は極力避けるようにした方がいいです。

あとは、フリーウェイの高架下や出入り口付近は、あまり雰囲気はよくないので気を付ける。
一時期、日本人観光客をめちゃくちゃ見かけたRainbow Grocery。
この近辺は、旦那さんの知り合いの知り合い複数人が、実際にいろいろな犯罪に巻き込まれたエリアでもあります(どの事件も15th St.で発生)。
暗くなってからは、決して一人でお店まわりを散策などとウロウロしないようにしましょう。
ただ、旦那さんの過去の話を聞いていると、「安全」と言われるエリアでも、犯罪に巻き込まれることは少なくないようなので、「暗くなったら一人でウロウロしない」を原則にするのがいいです。
緊急連絡先は一応、調べておく
何もないことが1番ですが、知っておくに越したことはありません。
施設 | 電話番号 | 住所 |
在サンフランシスコ 日本国総領事館 | 415-780-6000 | 275 Battery St., Suite 2100 San Francisco, CA 94111 |
緊急を要すること (警察・消防・救急) | 911 |
上記以外にも、ホテルなどの滞在先や、すぐに連絡を取れる人の電話番号など、スマホ保存だけではなくて、アナログなメモで持っておくのもオススメです。スマホがいつでも使えるとは限らないので。
在サンフランシスコ日本国総領事館による緊急時の連絡先や処置をまとめたページはこちらです。
さいごに
散々、ニュースで「こんなにヤバいサンフランシスコ」と報道されますが、親子3代サンフランシスカンの旦那さん家族の話では、昔の方がよっぽど悪かったそうです。
数十年前は、一歩入ったら最後、人生終わりみたいな通りやエリアがあったり、バスの路線を間違えて適当に降りたところでボッコボコにやられた、なんてのもあったそうです。

警察官でも行かないと言われるエリアがあったそうです。怖すぎです。
実際、事件があれば行かざるをえなかったんだろうけど…。
ニュースだと、中毒者によるゾンビタウンが注目されがちですが、それはごくごく一部のエリア・通りだけで、元々は普通の人生を送っていたのに、残念なことに何かの拍子で道を外れてしまった結果なことが多く、普通に健全で平穏な日常生活をしていれば、まず関わることはありません。なので、そこに恐怖感を持つ必要はないと思いますが、それ以外の車上荒らしや万引き・窃盗は、居合わせる可能性がなきにしもあらず。
街に不慣れな間は、「自分は大丈夫」と思わず、特に1人でいるときは、注意しながら街歩きを楽しんでください!