初めてXGを聴いた時、久々にスゴイのきた!と思いました。
毎日のように掃除や歯磨き時間にYouTubeをつけっぱなしにしてK-popやダンスプラクティスを見たり聞き流してるので、その中からオススメに出てきたXG。
デビュー前の小出しのteaserを見て、この子たちスゴイ!と思いました。
日本で「洋楽が好き」ていう方なら、けっこう気に入ると思います。よくあるK-popだと思うと、ちょっと違う…てなりそうです。
- メンバー全員の声質が良い。Jackson Wangも褒めまくり!
- ダンスがスゴイ。
- 全員カッコいいんだけど、同時になんかカワイイ。
- 衣装がイイ。
メンバー全員の声質が良い
グループを作る時に、ものすごい労力と時間、そしてちょっと冷めてしまうような現実的な話になるけど、お金をかけたんだな(レッスンとか筋トレとかのトレーニングとか)…と思います。
全員の声が良い!そして全員、歌が上手!!
メンバーそれぞれに個性があって、甲乙つけられないのですが、デビュー曲のTippy Toesを見て特に気になったのは、HARVEYちゃんの声!
90年代にめちゃくちゃ聴いたTLCのLeft Eyeを思い出させる声質です。一度聴いたら忘れない声色。
その次に気がついたのは、Ariana Grandeみたいなボーカル組の声です。声の伸びがよくて、聴いていて気持ちがいいです。元の声質がいいのもあるんでしょうが、本当に気持ちいい伸びです。
あの88risingがXGの[XG TAPE #2] GALZ XYPHERにコメントしてる!
そしたら、なんと88risingのチャンネルでJackson Wangがベタ褒めしてるのが流れてきましたよ!
私、実はジャクソンさんがGOT7ていうグループの人だと知らずに、ソロアーティストだと思ってた。彼のLMLYや100 Waysを聴いていいなと思ったので、元々そっちで活躍されてたとは知らなかったのです。
この短いYouTubeの中で、もうそれはすごい褒めて褒めて褒めまくっています。
XG is the future.に始まり、ヤバい!、声質・ラップ・テイスト・キャラクター全てがトップ、They’re gonna change the world. They have great voice(s)! などなど、めちゃくちゃ褒められてます。最終的にはI’m in love.って言ってました。
彼らも映像の中で言っていますが、これは、もうA-pop = Asian pop だと。
コメントの中にも、「Coachella出て!」とか、「Head In The Cloudsもぜひ!」なんてあったので、もしかしたら…もしかするかも??
ダンスがスゴイ
K-popはセクシーに寄るか、なんか微妙なキュートに寄るか、けっこうハッキリしていると思うのですが、XGは今のところ、どちらかというとクールの中にたまに自然なカワイイがある感じです。
デビュー曲、Tippy Toesダンスプラクティス
素人目にも全員のスキルが高いことがよく分かります。シンクロ率もすごいけど、柔軟もあり、けど力強くもあって、めちゃトレーニングしてるんだろうなって。
アイドルといえば細さで話題になりがちですが、メンバー全員がほどよく筋肉がついていて、健康美なので、力強いダンスがちゃんと迫力あって、かっこよく見えます。踊らされている感がない感じ。
振り付け的には、セクシーな要素も入っているんですが、その健康美のおかげでセクシーがやたらと強調されていることもなく、本当にただただクールでかっこいいと思います!
コリオグラファーのSienna Lalauさん自らカバーした動画を見ても、もちろんダンサーさんなのでカッコよさが半端ないんですが、アイドル(のカテゴリーになるんだろうか?)グループのXGみんなのダンススキルの高さが分かります!
MASCARAは全体的にK-pop味が強い
デビュー曲のTippy Toesに比べると、音楽・衣装など全体的にK-pop感が強いMASCARA。
初めてTippy Toesを聴いた時は、「ターゲットは北米かな?」と思いましたが、MASCARAを聴いた時は、「おや?」と思いました。
Tippy Toesに比べて、観客がノリやすい曲だと思います。あと、K-popにつきもののfanchant(s)をつけやすそうな感じもあります。
旦那さんが一発で記憶できた“This my party, I can cry when I want to, Cry when I want to”ですが、その理由は…Lesley Goreの“It’s My Party”とリズムが同じだったからです。おそらくサンプルかな?
個人的には、このダンスカバーが気に入っています!
楽曲的にはTippy Toesの方が私は好きですが、セールス的にはMASCARAのが良かっただろうな、と想像してます。
というのも、ダンスカバーがMASCARA以降、急増したのとSpotifyの再生回数も今のところ(2023年2月19日現在)1番多いからです。元々K-pop好きだった方たちの心をつかめたんじゃないかな?と思います。
ただ、SHOOTING STARがSpotifyのプレイリストPOP RISINGやteen beatsに入ってきていたので、この曲はいずれ伸びてくると思われます。
SHOOTING STARとLEFT RIGHT
どんどん人気になっていくXGです。
もう、ただただ見ていたい。そんな気分になる彼女たちのダンスです。
国内外を問わず、プロのダンサーさん達がいろいろなK-popのダンスについて語る動画がありますが、私はJeff Avenueさんの解説が特に好きで、この動画の中でも「ただただ見ていたい」と私と同じ感想を述べていらっしゃいます!
動画の中の12:35あたりから、「ダンス分析・解説をやめて、ただただ見ていたい」的コメントがあるのですが、これと同じような気持ちになるのは、EXOのカイだそうです。
これもスゴイけど、LEFT RIGHTも見ていて飽きない、楽しいダンスです。
SHOOTING STARがややK-pop寄りとすると、LEFT RIGHTは北米人が好きそうなR&B寄りだと思います。
こちらもJeffさんがダンス解説してくれています!
これまでに見たガールズグループと違うよな〜と感覚的には思っていたのですが、Jeffさんが言った一言でスッキリしました。
“重心低めでかなりhip-hop、身体の傾き具合や態度なんかがボーイズグループがやる振り付け”との解説で、「あーそっか!だからかっこいいんだ!!」とスッキリ。
“こんな長い動画誰が見るのー!?”て言ってるんですが、解説が上手なので、普通に見ちゃいます。
私も彼と同じような感想なのですが、ソーシャルメディアをうまく活用していると思うし、マーケティングチームが凄腕なんだと思います。トレンドも勉強していて消費者が望んでいるものを研究してるけど、それを単に放り込むだけじゃなくって、彼女達のイメージにちゃんとフィットするように合わせてくるっていうのかな?コンセプトが浮いてないところがいいと思います。
等身大っていう感じ。
これからも、曲調はどっちかに偏りすぎずバランスよく発表していく感じなのかな?と、勝手に想像しています。
全員がカッコいいのに、なんかカワイイ。
これは、日本で生まれ育ったが故に、ほとんどの日本生まれ育ちの人が少しは持っている部分だと私は思っているんですが。国籍はあんまり関係なくて、日本で生まれ育ったていう部分がポイントです。
ずっとカワイイ文化に触れながら育っているため、誰かに習わずとも所作に出ちゃうんだと思います。隠しきれない。一般にクールと言われる人でも、ちょっとしたところでカワイイが残ってる。
何気ない、ふとした時に、狙ってないカワイイが出ちゃうところが推しポイントです。
スタイリストのセンスがイイ!
本人達もオシャレだと思うし、スタイリストさんも凄腕なんだと思います!
これは、K-popの特徴でもあると思うのですが、たまに「その衣装・組み合わせで満足しているんだろうか?」と思ってしまう時があります。日本のアイドルも違う意味では独特ですが…。
ポジティブに言えば、斬新な組み合わせ。ただ、たまに度を越えて、斬新すぎて「どうした?!」と驚くことも。
XGは、今のところそういう心配がなくて、安心して見ていられます。
そんなXGの衣装が楽しめるステージを3つピックアップしました!
平成ギャルだった人にオススメ
90年代(正確には90年代半ばかな?)に女子高生として過ごした方々にはぜひ見てもらいたい。
私は都会寄りの田舎育ちなので、スカートの下にジャージという姿もたまに見かけましたが、都会の子たちもしていたんでしょうか?
しかもHINATAちゃんのは、ただのルーズソックスじゃなくて、厚さ・長さ的に乾かないことで有名なスーパールーズ!?完全にこういう格好だったよね…あの時代…。
それから、これも衝撃的でした。
もはやアイドルというよりダンサー
ダンスイベントか!て言いたくなるような、衣装です。
ただ全員のダンスがやっぱりスゴイので、こんな風にお揃いの衣装を着ても、ダンススキルの優劣が目立つこともなくて、楽しませてくれてありがとう!って言いたくなります。
今40代だったら、おそらく共感するスタイル
たまごっちにヒスグラ、豹柄にすけすけのモヘアニット。
ヒステリックグラマーめちゃ流行ってた!
当時、ヒスの洋服を着ていたらカナダ人の英語の先生に「なんちゅーブランド名や」て言われて、海外で着るときは要注意かな…とか不安になってた若かりし頃。
私には着こなせなかった、この衣装のような格好をしているオシャレ同級生が短大時代にいたので、ほんと懐かしいです。今見てもやっぱりカワイイ!
…と、私は思うのですが、アラサーくらいのお友達には「90年代ファッション嫌い」「ローライズ嫌い」とハッキリ言われたので、40代の私はこれを見るとウキウキするけど、年齢層によってファッションの好みは大きく分かれるもんなんだな…と思いました。
いまのところ、XGが極端な“ちょっとどうした!?”と聞きたくなるカワイイやセクシーに流れていなくて、本当に等身大っていう感じで、みんなそれぞれ似合っていて、イイ感じです。1曲目、2曲目も良かったけれど、それ以上に3曲目、4曲目の衣装の方が似合ってて、着こなせている感じがします。
数年して、全員の年齢があがってこれば、もしかしたらセクシーな感じも増えてくるかもしれませんが、それはそれで楽しみです!
おまけ:サンフランシスコベイエリアのラジオ局インタビューも!
そうです。
SFベイエリアの99.7NOWていうラジオ局のYouTubeでインタビュー動画がアップされてました!
GALZ XYPHERが話題になったのもあるかもしれませんが、アメリカ国内の他のDJインタビューも見かけました。
英語だろうが日本語だろうが臆せず話すことができるっていうのも強みだと思います!
ところで、このサムネの笑顔。こういうところに隠しきれないカワイイが出ていると私は思うのです。手の広げ方とか。衣装のイメージだとクールに決めてこって感じですが、やっぱりカワイイが溢れちゃってる!
XGの今後を予想してみる
僭越ながら予想しますと…
狙いはアメリカ、北米マーケット
曲調からは、狙っているマーケットは完全に北米だと思っています。歌詞も英語だし。
韓国でデビューしたのも、海外への道がすでに開けているからっていう理由が大きいんじゃないかな、と思います。K-popというジャンルが音楽全体で見ると小さいながらも、現在はJ-popより認知があり、幅をきかせているというのもあると思います。
韓国デビューの利点は、ソーシャルメディアが使いやすいというのもあると思います。そして、今後もフル活用すると思います。YouTube、TikTokなどなど、さまざまなコンテンツをアップロードできるし、今の時点では、マーケティング面で韓国でデビューした方が規制が緩そうなので、世界へ売り込みやすいというベネフィットも大きそうです。すでにインターナショナルなファンが多いので、彼らにアプローチしやすいのも利点かと。
初ライブするとしたら、おそらくアメリカ狙い
エージェンシー的には、初ライブはアメリカでしたいんじゃないかな〜と思ってます。88risingからも注目されているようだし、野外ライブの線が濃いんじゃないでしょうか。
もし、可能ならば有名R&BシンガーもしくはHip-hopのオープニングアクトなどもアリかもしれません。むしろ、箔が付くのでこちらを希望しているかも…。
XGは、あまり“やらされている感”がないので、アメリカでライブをしたら、とても盛り上がるんじゃないかな?と思います!BIBIやCL、Jackson Wangもアメリカでのライブやインタビューを見ると、好きなようにやっていて、自然なイイ感じなので、こういう路線かな、と予想しています。
しばらく日本でのプロモは力を入れないでしょう
初ライブが日本という可能性は低いと思います。
韓国でデビューしたての日本人グループが日本でライブをしても話題性に乏しいし、そういう売り方はしないと思います。それだったら、最初から日本でデビューしておけばいいって話にもなるだろうし。
今のところ、日本での露出が少ないのは、日本で露出しすぎると海外へ売り込むのが後回しになってしまうからかな?と思っています。
日本で売れると、日本の企業も色々コラボしたくなるだろうし、そうすると日本での活動に力をいれざるを得なくなるというか。そういう、日本でもなんかやっちゃおう!てのは、マーケティング戦略に今のところ入ってないんだろうなと考えています。
わざわざ日本に売り込まなくても、そのうち勝手に売れるだろうって思ってるところもあるんじゃないかな?あれだけのダンススキルと歌唱力、パーソナリティ、キャラクターなので。
結論:とにかくオススメ。元々洋楽好きな方にはぜひ!