歯列矯正:ブレース(ワイヤー矯正)とインビザライン両方の経験者だから分かる!それぞれのメリットとデメリット

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歯列矯正の技術も進歩して、今から歯列矯正をしようとすると選択肢がいろいろありすぎて悩みますよね。

私は大人になってから、ブレース(セラミックブラケット+ワイヤー)とインビザラインの2種類の歯列矯正を経験しました。

今回はどちらの矯正器具も経験して分かったメリットとデメリットをシェアしたいなと思います。

それでは、まずは最近ますます人気がなくなりつつあるブレースのメリットから!

今回のメリット・デメリットに含まれないもの
  • 見た目など経験しなくても分かるもの
  • 歯根や歯茎への影響など専門の知識を要する内容のもの

また、時間がなくて、じっくり内容を読めない方は、簡単に表にしたものが最後の方にあります。簡単な表だけでも大丈夫!という方は、こちらをクリックして表までジャンプください。

目次 表示

ブレース(ワイヤー矯正)のメリット

メリットをリストにすると、こんな感じです。

  1. 24時間稼働中
  2. 歯列矯正をサボりようがない
  3. 治療については、先生にまかせっきりでOK
  4. (メタルブラケットの場合)着色は気にしなくても大丈夫
  5. 噛み合わせがしっくりくる

それでは、それぞれ詳しく説明していきます。

メリットその1:24時間稼働中

「24時間稼働中」これはブレースの最大のメリットです。

インビザラインは、食事をする時、歯磨きをする時、ちょっとアライナーを外したいなという時…外そうと思えば、自分でいくらでも取り外しが可能です。

それに比べて、ブレースは食事をしようが歯を磨こうが、おやつを食べようが(注:矯正中のおやつはオススメされません)、つけ忘れということもないので、治療開始から終了まで、ずっと24時間、歯の移動のためにがんばってくれます。

メリットその2:歯列矯正をサボりようがない

インビザラインのように自由がない分、治療をサボりようがないこともメリットです。

ブレースだと、歯にブラケットがつきワイヤーを調整してもらうので、治療に通う必要があります。

毎月通院必須=治療中だと日々自覚する、がセットになるので、やめたくても勝手にやめられません。

ブラケットとワイヤーもずっと歯についているので、手の抜きようがないです。

メリットその3:治療については、先生にまかせっきりでOK

自分で管理するものがインビザラインに比べると多くないので、基本的に先生におまかせしておけばよく、ラクでした。

月に1度の調整日が終わると、次回まで言われたことをちゃんと家でするのみ、に集中できたので、余計なことを考えることもなかったです。

インビザラインは、自己管理が多くを占めるので、このあたりは治療経過は通院で先生が確認してくれるブレースの方が気持ちラクだったなと思いました。

メリットその4:(メタルブラケットの場合)着色は気にしなくても大丈夫

セラミックブラケットはそういうわけにはいきませんが、メタルブラケットであれば着色は気にせず、カレー・トマトソース・キムチなど、色の濃い食べ物を気にする必要はないです。

(注意:メタル部分には着色しませんが、ゴムをかけている部分は着色します。)

セラミックは、プラスチックに比べると着色しにくいと言われていて、たしかにその通りだと思いましたが、全く着色しないということはなかったように記憶しています。

ただ、トマトソースを食べたから、すぐに赤に染まるということではなくて、全体的に年季が入ってくると、微妙に着色してる?と感じる程度です。

個人的には、セラミックブラケットも自分の歯の色と全く同じ色な訳ではないので、新品のブラケットはそれはそれで微妙に目立つし(やたら白いので)、治療が経過して多少の着色があったからといって、気になるほどではなかったです。

着色を極力さけるために、色の濃い食べ物を食べたら、すぐに水で流すことをアメリカではオススメされます。

とにかく着色がイヤ!という方は、メタルブラケットにした方がいいかもしれません。

メリットその5:噛み合わせがしっくりくる

ブレース治療では、上下の歯の間になにもないため、噛み合わせはインビザラインより調整しやすいそうです。

たしかに、ブレース治療を終えた後、噛み合わせがなんかしっくりこないな…ということはありませんでした。

アメリカで治療してもらった先生によると、アライナーはとても薄いものではあるものの、患者さんによっては、数ミリが噛み合わせに影響することも少なくはないそうです。

ブレース(ワイヤー矯正)のデメリット

それでは、ブレースのデメリットを。

  1. 歯磨きがしにくい&痛い
  2. 食べ物の制限
  3. 通院が多い

デメリットその1:歯磨きがしにくい&痛い

ブレースのデメリットは、ダントツで「歯磨きがしにくい&痛い」です。

インビザラインもアタッチメントが歯に装着されるので、細かい歯磨きは必要ですが、ブレースの場合は、ワイヤーが全体に横切るので、歯ブラシを歯に当てるだけでも手間で、歯磨きはとにかく疲れます。

インビザラインの場合も使った方がいいとは思いますが、ブレースの場合は、部分磨き・タフトブラシは必須です。

先生によっては、ウォーターピックをオススメされることもあると思います。

ブレース治療をした時、ウォーターピックをオススメされましたが、ちょっと高かったので(たしか数万円しました)、矯正費用だけで勘弁してくださいと思って購入しなかったです。

いま思えば、ウォーターピックを使っていれば、歯茎を今より健康に保てたかもしれないなぁという気もするので、余裕のある方は使ってみるのもいいかもしれません。

痛みについては、ワイヤー調整日から数日間の痛みは、インビザラインの締め付けられる感覚とは比べものになりません。

ひどい時は、ゼリー状の食品とかお粥とか、ペースト状のものとか…そういうものしか食べられなかった日もありました。

振り返ってみれば、これだけ歯が痛いんだから、歯根や歯茎になにも影響がないわけがない!と理解できますが、若い頃はそういう風には思っていなかったです。

月1で食事量が勝手に減らされるダイエット期間〜くらいに思っていました。

ただ、ブレース経験者と話をすると、この痛みがけっこう好きだったという人も多いので、痛みに弱い人にはキビシイかもしれませんが、ほとんどの人は大丈夫ではないかと思います。

でも、実際のところ、全体のうちの数回は、何も集中できないくらいに痛かったです。

デメリットその2:食べ物の制限

ワイヤーがついているため、食べられないものがたくさんありました。

着色の有無で食べられないというより、矯正装置が壊れるから食べてはいけないというものです。

例えば…

  • お餅
  • ガム
  • キャラメル
  • 固いもの(食べられるものもあります)

以上は、比較的代表的な「食べないでください」と指示されたものです。

ガムやキャラメルは普段も食べなかったので平気でしたが、お餅が食べられず残念だったのを覚えています。

そのほかに、歯科衛生士の方に「注意してくださいね」と言われたものは、ポテチやスナック菓子、それからチョコレートです。

食べることには問題はないのですが、歯に詰まりやすく、歯磨きをいつも以上に丁寧にする必要がありますよ、と言われました。

デメリットその3:通院が多い

ワイヤーの調整のため、月1で通院が必要でした。

それ以外にも、ワイヤーが頬に突き刺さることがあったので、予定外に訪問したことも何度か。

月1なんて、どうってことない!と思えますが、最初の方はよかったものの、途中からはちょっとめんどうになってきたり…。

予定外訪問が何度か発生したこともあって、月1どころか月2の時もあったりしたので、このあたりが精神的にちょっと辛かったです。

頬は痛いし、でもすぐに訪問できないし、だいたい数日前に行ったばかりなのに…という若干モヤっとした感じにもなってました。働いていたので、余計に精神的に疲れてました。

インビザラインのメリット

最近では、大人の方に限っては、こちらの方が主流かな?くらいによく見かけるインビザラインのメリットです。

  1. 歯磨きがしやすい&あまり痛くない
  2. 食べ物の制限なし
  3. 取り外しが可能
  4. 通院が少ない
  5. 歯の変化が先読みできる

メリットその1:歯磨きがしやすい&あまり痛くない

矯正中は、とにかく歯磨きが大事!と言われます。

その点、インビザラインだと矯正器具が取り外せて、歯を磨くのに邪魔になるようなものはアタッチメントだけになるので、ブレースに比べればはるかに歯磨きがしやすかったです。

アタッチメントのまわりは注意して磨く必要がありますが、ブレースほど歯ブラシの角度を色々変えて、上から下から隙間から…と、磨くことはありませんでした。

歯を1本ずつ磨くのは意識しましたが、これはアタッチメントがなくても、普段もできるだけするようにしていたので、インビザラインだからやったというよりは、ブレース治療時に歯磨きの仕方(1本ずつ磨くようにと言われました)を教わって以来、こういう磨き癖です。

それから、アライナーの交換時に、多少引き締まった感じやきつくなった感じはありましたが、通常の食事ができないほど痛かったことはありませんでした。

ただ、歯が動いているな〜と感じている時は、少し歯が浮いた感じがしたので、そういう時はめちゃくちゃ固いものは食べれませんでした。

メリットその2:食べ物の制限なし

食べ物の制限がないっていうのもインビザラインのセールスポイントの1つだと思いますが、実際、先生にも「食べてはいけないもの」といった指導はされませんでした。

アタッチメントがついていたので、少しの不安はありましたが、お餅も普通に食べられました!

コーヒーやお茶、ワインなどによる着色は可能性があるらしいのですが、食事後すぐに歯磨きをする習慣があれば、気にするような着色はないと思います。

私は基本的にアライナーを着用している時は、お水だけしか飲んでいませんでした。

食事の時は日本茶をガブガブ飲んでいて、アタッチメントへの着色が見られたのは3ヶ所でそれぞれ側面のみでした。

場所については、アタッチメントは最終的に20個ついていて、下の前歯2か所と上の前歯1か所に少し着色が見られました。

クリーニングに行けば取れるので、気にならなかったのと、この部分には歯ブラシがちゃんと当たってないのかな?という目印にもなったので、クリーニング後は着色が見られた場所はいつも以上に丁寧にアタッチメントの周りを磨きました。

アライナーを着用しながら、コーヒーやお茶などを飲まれる場合は、飲んだすぐ後にお水で流すと少しは着色を防ぐ効果があるらしいと歯科のコーディネーターの方に言われました。

1週間だけ試してみようと思って、緑茶を飲んでみましたが、アライナーへの着色は確認できませんでした。(ハーブティーも着色があまりないそうです)

ただ、ぬるい緑茶はあんまり得意ではないので(お茶は熱いのが飲みたい)、試験的に1週間飲んだ後は、お水へ切り替えたので、着色も気にならず過ごせたと思います。

アタッチメントの着色が気になる方は、アライナー着用中はお水だけの方がいいと思います。

メリットその3:取り外しが可能

食べ物の制限がないことにもつながるのですが、矯正器具の取り外しが可能

アライナーは、とても薄いものですが、それでも着用中は若干、発音がうまくできなかったり…。

母語の日本語は平気でしたが、なぜか英語だといつもはそこまで問題ない単語でもちゃんと発音できなくて、「リテーナーはめてるみたいな感じだね」と言われたので、多少、発音への影響はありました。

そういうわけで、ここぞ!という場面では取り外しができるというのは強みです。

会議とかプレゼンで発表する時や、インタビューを受ける時など、発音を気にしないで話したいという時は取り外せるのでいいと思います。

メリットその4:通院が少ない

アライナーはスキャンしたら、まとめて何セットか作成されるので、月1で通院する必要はありませんでした。

私の通ったところでは、2ヶ月に1回通院して、次の診察日までのセットを受け取ってくるという流れでした。

ブレース治療と違い、ワイヤーが突き刺さることもないので、基本的にはアライナーが不良品だとしても、都度、通院したりすることもなく、便利でした。

アタッチメントがとれた場合は、連絡してくださいと言われましたが、無事に取れることもなかったので、取れたらどうなってたのかは、分からず…。

アメリカというのを考慮すると、次の診察まであと2週間くらいで、全体的に影響がなければ、そのままでOKとか言われそうな気がします。

メリットその5:歯の変化が先読みできる

これは、ブレースの時とは違っておもしろかったです。

アライナーをまとめてもらってくるので、次の診察までに自分の歯がどういう動きをして、どうなっていくのかがアライナーを見ると分かります。

アライナーの変化から、あとどれくらいで終了かな?と想像していました。

インビザラインのデメリット

ここでは、インビザラインのデメリットを。

  1. 1日のうち数時間は休憩
  2. うっかりするとサボりがち
  3. 自己管理が必要
  4. 自己管理なので、不安も多くなる
  5. 多少アタッチメントに着色や汚れがある
  6. 噛み合わせがうまくいかないこともある

項目は多いのですが、インビザラインはやっぱりやめておこうという大きなデメリットではないと思います。

どれも、自分でしっかり管理すること、が重要になってきます。

デメリットその1:1日のうち数時間は休憩

インビザラインは取り外せることがメリットですが、アライナーを着用していない時間=歯が動かない時間、となります。

つまり、1日のうち数時間はおサボりの時間になります。

ただ、ブレースとインビザライン両方した私が思うのは、先生の指示通りに着用を続ければ、大きく影響することはないと思います。

昼食後にアライナーの着用忘れがあまりに頻繁だとか、1日の着用時間があまりに少ないと、矯正してないのと近い状況になるので、その場合は歯が動きません。

うっかり忘れることが多そうな予感がする方、仕事で外出することが多い方などは管理が難しいかもしれません。

私がインビザラインを開始した時は、先生から「1日22時間着用するように」と注意書きを渡されましたが、実際ムリですよね?

食事時間が大体1時間はかかるので、食後に歯磨きすると、あっという間に1時間30分くらいたってました。

診察のたびに、衛生士さんが「ちゃんと着用できてる?」と質問してくれたのですが、最初の方こそ22時間をなんとか守ってましたが、次第にムリになり、だいたい20時間のあたりをウロウロしていると報告したら、20時間を毎日できてるなら問題ないと言われました。

実際にアライン社のHPでも、今は20〜22時間となっていたので、指針が少し変更になったのかもしれません(下記、もしくはリンク先を参照してください)。

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スクリーンショットはinvisalign.comより
画像内カラー部分の訳:アライナーは毎日20時間〜22時間着用し、先生の指示通りに1、2週間ごとに新しいアライナーに交換します。

数時間の休憩を持ちたくない方は、ブレース(ワイヤー矯正)の方がいいかもしれません。

デメリットその2:うっかりするとサボりがち

デメリット1に関連することですが、食事の時に取り外し、そのまま着用を忘れるパターンは多いそうです。

特に仕事中のランチ後などは分からなくもないなと思います。

ただ、着用時間が短くてサボりがちになると、歯が動かないので治療期間も延長になってしまいます。

矯正中の歯磨きは普段よりちょっと手間もかかるので、これも面倒くさくなりがちです。

サボると何もいいことはないので、うっかり着用を忘れることが多くなりそうな予感がする方は、要注意です。

デメリットその3:自己管理が必要

これまでのデメリットをまとめると、結局「自己管理」ができているかどうか、これにかかってきます。

ブレースでも、ゴム掛けが始まると管理が必要になってきますが、こちらはあまり気にしなくても自然とできました。おそらくゴム掛けがあるとないでは、口周りの筋肉の感覚が全然違うので、忘れようがなかったのだと思います。

インビザラインは、大きく変化がないのでうっかりしていると、着用を忘れてしまったり、食事後ダラダラとして1日の着用時間を短くしてしまったり、ということになりがちです。

そういう面では、時間管理が得意な方向けの治療ともいえるかもしれません。

また、アライナーはまとめて渡されるため、トラッキングがちゃんとできているか、アタッチメントが取れていないか、細かいところは自分で毎日確認する必要があります。

ブレースに比べると、歯磨きの際に、口腔内をじっくり見たり、歯の表面を確認することが多かったです。また、奥歯や歯の裏側、歯ブラシをあてるのが難しいところは専用のミラーを使って、食べ物が残っていないかもチェックしていました。

アライナーをかぶせると歯間の食べカスなどはそのままになってしまうので、そうならないように、ブレースよりは少し気を使うことが多かったです。

デメリットその4:自己管理なので、不安も多くなる

アライナーをまとめてもらってくるので、自分の歯がどういう動きをするのか分かります。

そのため、少しでもアライナーに合っていないと、「大丈夫?」と心配になることも多かったです。

特にアタッチメントにはまっていないのを見つけた時は、ビックリしてすぐ連絡しました。

アメリカで治療したからなのかもしれませんが、アタッチメントが1つ合ってなかった時は、他の歯は順調に動いているからということで、再スキャンはせず、すでに作製済みのアライナーを使い続け、治療をとめることはありませんでした。

私の場合は、そのまま使い続けてOKと言われたのと、なぜか数週間後にまたピッタリ合ってくる不思議なことが起こったので、問題なく治療が進みました。

その後も何回か「ちょっと隙間が大きくなったような?」とか「アタッチメントから少しズレてる?」ということもあったり、アライナーがちゃんとはまってない時もあったりで、ちょくちょく「大丈夫かな?」と思うことはありました。

どれくらいのズレは許容範囲なのかは、素人には分からないので、アライナー交換を自己管理でしている分、少しでも合ってないと心配になることがブレースに比べて多かったです。

デメリットその5:多少アタッチメントに着色や汚れがある

私はアライナーを外している時しかお茶を飲まなかったので、アタッチメントにはほとんど着色はありませんでした。

それでも、数カ所のアタッチメントの側面に少し着色がありました。

通常の歯科検診に3ヶ月ごとに行っていたので、ちょうど着色が濃くなってきたあたりでクリーニングというサイクルになっていて、気になることはありませんでした。

ただ、アライナーをつけたまま色の濃い飲み物を飲む場合は、アライナーと歯との間に入り込み、着用中ずっと色を染み込ませるようなものなので、着色は避けられないと思います。

色の濃い飲み物を飲んだ後、すぐに水を飲んで流し込む(洗い流す)と少しは着色を防ぐことができるそうですが、アライナー着用中は飲まないに越したことはないので、できれば取り外して飲んだ方がいいと思います。

でも、取り外すと、おサボり時間が加算されますので、それぞれのメリット・デメリットをよく考えることが必要ですね。

デメリットその6:噛み合わせがうまくいかないこともある

最終的に、噛み合わせは無事でしたが、終わりかけの数ヶ月間、食事のたびに噛み合っていない感覚がありました。

そのことを先生に相談すると、インビザラインをしている方にはよくあることだと言われました。

大体は、最終的に合ってくるそうですが、そうでない方も中にはいるとのことでした。

ブレース治療中には、噛み合わせのことは気にならなかったので、インビザライン独特の感覚なのかもしれません。

ブレース・インビザラインのメリット&デメリットまとめ表

最後に簡単に表にまとめてみました。

◯や△の記号は、インビザラインとブレースを比較して、個人的にどうだったかを表しています。

インビザラインブレース
(ワイヤー矯正)
痛さほぼない、あっても平気月に数日めちゃくちゃ痛い
稼働時間(歯が動く時間)休憩時間が1日のうち数時間発生24時間稼働中
歯の動きの見え方受領したアライナーから予想できるあまり分からない
自己管理必須多少は必要。インビザラインほどではない。
装置への着色多少ありメタルなら心配ない
通院回数・頻度少ない最低、毎月1回
歯磨きの手間普通ちょっと大変
食べ物の制限なしあり
噛み合わせほぼ問題ないが、難しい場合もあるほぼ問題ない
私の経験による評価です。

食べ物の制限、歯磨きや通院の手間を中心に考えると、多少インビザラインの方が大人向けにはいいのかな、という気がします。

フルタイムで働いている方や、どうしても隙間時間をつくるのが難しい方には、インビザラインの方が通院が少なくていいかもしれません。

ただ、インビザラインの場合は、時間管理が重要なので、ついつい自分のことを後回しにすることが多いタイプはアライナーを取り外した後、着用忘れしないように気をつける必要があるかなと思います。

それぞれのメリット・デメリットを参考に…

以上が、個人的なインビザラインとブレースのメリット・デメリット比較です。

矯正器具については、個人の状況、特に口腔内の健康状態、そして自己管理や時間の余裕さにも左右されるので、一概にどちらがオススメとは言えません。

多少、自由がきくのはインビザラインだと思います。

ですが、インビザラインでスッと並ぶ状態の歯並びもあれば、ブレースで処置した方がキレイに、さらに期間も短く済ませられる、という場合もあると思います。

なによりも重要なことは、先生とじっくり話し合って、疑問点は治療開始前にできるだけ解決するように、また、治療中に思ったことがあったら、先生に聞いてみたりと受け身な形ではなくて、前向きに治療していくことだと思います。

どの治療方法を選んでも、多少のデメリットはありますので、自分の中で何を重要に考えているのか、どこなら多少ガマンできるのか、自分のルールを決めておくとスムーズだと思います。

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