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パンデミック以来、初めての一時帰国。
ウキウキもありましたが、突発性難聴のこともあり、ちょっとビビりながらの久々の長距離フライト。
いつもは成田経由セントレア行きで予約をするのですが、今回はサンフランシスコー羽田の往復フライトを予約しました。国際線で羽田空港を利用するのは初めてで、気持ちだけは初めて日本に行く外国人でした。
サンフランシスコ→羽田行き(ANA深夜便)の基本情報
出発・到着時刻や機種などは変更になることがありますので、最新の情報はANA公式ウェブサイトでご確認ください。
- サンフランシスコ → 羽田(NH107便)
- 1:45 am 出発 → 翌日5:00 am 到着(フライト時間:11時間15分)
- 機種:ボーイング777-300ER(77W)
注意:2024年5月の情報です。
私が搭乗した時(2023年10月)は、午前1:20発で翌日早朝4:30着でした。
羽田に到着後は、ビックリするくらいスムーズで「待たずに入国できるんだ」と感動しました。
サンフランシスコ発・深夜便を選んだ理由3つ
私のような地方出身者に馴染みのある空港は羽田より成田です。なぜなら、いつもセントレア発成田経由だから。
成田に着くと、「あ〜今から出国だな」とか「帰ってきたな〜」としみじみ思います。海外に行き始めた頃から、ずっと成田経由だったので、海外=成田という感じです。
そんな私が、「今回は、羽田空港にしよう!」と決めた3つの理由があります。
東京を満喫するため
いつものパターンで実家から東京へ旅行に行くとすると、こんな予定になります。
【2泊3日・東京旅行、私たちの通常パターン】
1日目 | 午前に実家を出発→お昼くらいに東京到着&ホテルチェックイン 遅めのランチを食べ終えてから東京観光スタート。 |
2日目 | 東京満喫 |
3日目 | 夕方ごろ東京を出発、実家へ戻る |
正味、東京を朝から晩まで楽しむのは1日で、あとは初日の午後と最終日の日中だけ。
1日目の出発を早朝にしたらいいじゃないか、という案もなくはないのですが、実家から早朝出発にすると、単純に遊びに日本に来ている私たちはいいとして、それ以外の家族も私たちの予定に巻き込んでしまうのがちょっと心苦しいところ。
いつも東京観光は滞在中に実家から旅行にいく形にしていましたが、今回は他のエリアもいろいろ旅行する予定をたてていたので、効率を考えて入国のタイミングに合わせて東京ステイにすることにしました。
単純に日数を減らすと、東京大好きな旦那さんが物足りないかな?と思い、滞在日数は少なめだけど、目一杯遊べるように予定を組みました。
【2泊3日・東京旅行、入国ついでに滞在するパターン】
1日目 | 早朝ホテルにチェックイン→シャワーを浴び、ホテルで朝食。 そのままゆったりと1日東京満喫。 |
2日目 | 東京満喫 |
3日目 | 夕方ごろ東京を出発、実家へ戻る |
ホテルチェックインを早朝にするため、前泊分が余分な出費となりましたが、荷物も部屋に置け、長距離フライト後にシャワーを浴びて洋服も着替えてスッキリして、そのまま丸っと1日東京で遊べ、さらに翌日も朝から1日満喫でき、めちゃくちゃ良かったです。普段より充実した感がありました。
成田経由、実家直行はみんなが疲れる
年々、サンフランシスコを出発して、そのまま実家まで帰るというのが体力的にしんどくなってきました。
前回は、名古屋駅近くのホテルで1泊してから実家へ、という手段をとってみました。これはこれで良かったです。この時は、大きなスーツケースは成田空港からクロネコヤマトで実家へ送ったので、身軽だったのも良かったです。
サンフランシスコ→成田→セントレア、の旅程だと、サンフランシスコ出発の朝は早起き、成田で2時間ほどレイオーバー、そしてセントレアに到着となるのですが、飛行機を出てから実家まで少なくても2時間は見積もりたいところで、正直しんどい。私たちもしんどいですが、高齢の両親も私たちの帰宅を待つためソワソワと寝る時間がずれてきたり、おそらくしんどいハズ。
何がしんどいかというと、飛行機そのものではなくて、帰宅直後で疲れ切っているところに、お風呂に入ったり荷物をちょこっと整理したり、という課題が残っていて終わった頃には真夜中になっているのがしんどいです。
羽田空港に行きたかった!
これも羽田空港行きにした理由の1つ、羽田空港のお店を見たかった!
何回か国内線では利用したことのある空港でしたが、お土産に力をいれているのかデパートのように色々揃っていて、買うのに迷いに迷って、結局あまり買えなかったということがあったので、今回こそは、じっくり見てみたい!ということで、羽田空港に行きたかったのです。
テレビなどで特集されるのも、羽田空港がほとんど。洋菓子・和菓子だけでなく、雑貨も羽田空港限定商品がたくさんあり、レストランもよりどりみどり。成田空港は好きだけど、成田で買えるお土産を思い出すと、ド定番のお土産しか思い当たりません。羽田空港のお土産の方が、洗練されたイメージです。
成田に比べると、国内線での日本人の利用客も多いからでしょうか?
…と、お土産を買うことだけを考えて、こんなに気合いを入れて羽田空港に行ったのに。
今回もしくじりました。まさかの事態です。
私のように、羽田空港に不慣れだけど、羽田空港でお土産を考えている方は、予習した方がいいです。
予期せぬ事態に戸惑ってしまわないため、いっそのことオンラインで買ってしまうのもアリです。→羽田空港公式オンラインショップ!
私は、次に羽田空港を利用するときは、現地で買うのとは別でオンラインでいくつか購入しようと決めています。
ANA・NH107便に搭乗 空港の様子&特別機内食
アメリカ国内線は、そうでもないかもしれませんが、国際線の深夜便・レッド・アイ・フライトは本数が少ないからか空港全体がとっても静か。
ANAの搭乗口エリアは人が多かったですが、ちょっと手前あたりだと誰もいなかったので、このあたりで直前までゆっくりしていました。
空港の様子(チェックイン〜出国審査)
空港はガラガラ!深夜便のせいなのか、チェックインに並ぶのは、小さな子供を連れたご家族はほとんどいなくて、体力に自信のありそうな20代〜30代以上の大人が多い印象でした。
それから、日本人の乗客が少なすぎてビックリしました。これは深夜便のせいなのか(おそらく乗り継いで日本以外の国へ行かれるとか?)、10月中旬という季節のせいなのか、為替のせいなのかはちょっと分かりません…。いつもANAで帰国するときは、成田行きですが、ほぼ日本人で埋め尽くされていたので、私がマイノリティな存在だったのは、奇妙な感じでした。
レッド・アイ・フライト(Red-eye flight)、深夜便のことを指します。
深夜に出発して、疲れから目が充血するため比喩的に使われます。
アメリカ・カナダ国内線だと、睡眠時間が極端に少なくなる西海岸から東海岸へ飛ぶ深夜便を指すことも多いです。アメリカ国際線だと、深夜発の便は主に日本、韓国、台湾などの東アジア行きで、これらも一般的にはレッド・アイ・フライトに入れられる事が多いです。
出国審査後〜搭乗の様子
時間も時間なので、空港っぽい活気はあまりありませんでした。
空港内の放送も少なく、人も少ないので、なんか空港にいるのに空港じゃないところにいるような感じ…と、歩いていると、前方から夫婦喧嘩が発端で泣き叫んでくる女性が。静かだったので、ものすごく目立っていましたが、日中だったら気にしなかっただろうな…と思いました。
空港はいつもドラマです。
私たちはプレミアムエコノミーを利用したので、本当だったらラウンジが使えるはずなのですが、営業時間後のため空港内で使えるバウチャー(QRコード)が代わりに送られてきました。
1人30ドル分のバウチャーだったので、食事内容に関しては、自分の好きなものが選べるというところで通常のラウンジよりもバウチャーの方がお得感がありました。
飲食店の選択肢は多くなく、Napa Farms Market(午前1時まで営業)かTomokazu(午前0時まで営業)のどちらかでしか使えませんでしたが、私は飛行機に乗る前に必ずNapa Farms Marketで何かを買うので、ちょうど良かったです。
Napa Farms Marketは買い忘れたローカルお土産を調達するのにも便利です!
深夜近いにも関わらず、ピザ、スープ、お菓子、焼き菓子に飲料などをバウチャーで購入し、体重増加を気にせず食べて、すでに旅行気分です。なお、チップは別で現金でお渡ししました。Napa Farms Marketで提供されている飲食メニューはこちらで確認できます。
そんなこんなで搭乗時間になったのですが…たまたまなのか、私が乗った機種はビジネスクラスが多かったです。しかも、ほぼ満席でした。
私もビジネスクラスで快適に旅行したいです!
そんな長い長いビジネスクラスの通路を「なんの修行なんだ…」と思いながら通り抜けたところに、私たちの座席がようやく登場。座席周りにやや汚れがあったのが気になりましたが、ここでは「アメリカで清掃したら、まぁこんな程度だよな…」と、諦めるのが自分の精神上にもいいです。
そして、「さぁ出発!」と思いきや、ちょっと遅れました。というのも、搭乗ゲートでずーっと搭乗者1名の名前が延々と呼ばれ続けていたのは聞いていましたが、結局この人は乗らないことになったようで、荷物のやり直しがあり、ちょっとだけ出発が遅れたものの、そのあとはスムーズに離陸となりました。
特別機内食
離陸してから1時間後(だいたい深夜2:30)くらいに1回目の機内食が配られました。
正直、深夜だし軽食だと聞いていたので、そんなバカでかい食べ物ではないだろうと思っていて、それを予想して搭乗前にたらふく食べていたのを後悔することになったサイズの機内食。
1回目の機内食:スモークサーモン・サンドイッチ 〜バナナとリンゴの丸ごと添え〜
開けてビックリ。サンドイッチの大きさにちょっと怯みました。バナナは小ぶりでしたが、それ以上に大きいサンドイッチ。さらに、りんごつき。
深夜に食べる大きさではない。と、言いつつサンドイッチは完食。フルーツは旦那さんへ。
スモークサーモン大好きな私ですが、アメリカで食べるスモークサーモン・サンドイッチのサーモンは、大体ちょっと量が多すぎます。日本だと、ちょうどいい感じの枚数入っていますが、アメリカのはやや多めです。この機内食のサンドイッチもアメリカンな量でした。スモークサーモン好きの私でさえ、最後の数口はちょっと苦しかった!
旦那さんは、ベジタリアンミールで野菜サンドでした。あっという間に完食していたので、美味しかったに違いない。
ところで、深夜便で(深夜便でなくても)機内食がいらない場合、事前に「機内食不要」を予約することができます!
ANA利用者の方で「機内食いらないな」という方は、こちらで予約方法をご確認ください。→No Thank you Option(機内食不要)のご案内 (国際線)
私は、毎回スペシャルミールを頼みますが、数年前までシーフードというチョイスがあることは知らなくて、それまではずっとラクトオボベジタリアン(卵・乳製品あり)を頼んでいました。
ただ、けっこうな確率でヒンズーベジタリアンミールっぽいレンズ豆などの豆系カレーが出てくることが続くことがあって、それはそれで美味しいのですが、豆なだけに腸の動きが活発になるのが長距離フライトで困るところでした。それに悩んでいたところ、発見したのがシーフード。
普通の機内食でも魚を選べる時もありますが、この特別機内食のシーフードミールは、肉製品を一切含まない仕様になっています。なので、前菜やサラダにハムがついてくることがないので、ペスカタリアンにはありがたいです。
今は、搭乗前にスペシャルミールの内容が確認できる場合もあるので、気になる方は、ANAの特別機内食(スペシャルミール)を見てみてくださいね。路線や特殊な時間帯に離発着する場合は、掲載されている内容と違う場合もありますので、ご注意ください。スペシャルミールは、予約する必要がありますので希望する場合は、お忘れにならないように…。
スペシャルミールのお申し込みはこちらから→特別機内食を申し込む(ANA)
到着前に2回目の機内食。日本時間深夜3時頃に食べ始めたのですが、全然お腹がすいていなかった…が、無理矢理食べました。隣の旦那さんの様子を見ると、普通に完食していて「スゴイな…」と思いました。ヨーグルトとフルーツは旦那さんの胃袋へ。
食事を終えて、しばらくしたらあっという間に到着です。
明かりなんて世界中で同じと思いますが、どこか日本っぽく感じます。空港まわりの明かりの色が微妙に違うのでしょうか?地形かな?
羽田空港到着→ターミナル駅から品川駅へ
羽田空港に到着してからは、色んな手続きが早かったです。
早朝に到着したためか、入国審査も待ち時間ゼロ、入国審査前に寄ったトイレも混んでいないしキレイ!
品川にある今回の宿泊先ホテル、グランドプリンスホテル高輪へ向かうため電車に乗りましたが、こちらもガラ空き。スーツケースが邪魔かな?などと、あまり気にする事なく他の乗客の方に迷惑をかけずに乗る事ができました。これはかなりの利点でした。
最後に、深夜便のメリットとデメリット
体力勝負な一面があるフライトなので体内時計に自信がない方にはオススメできませんが、それでも深夜便を利用するメリットがたくさんあります。
- 日本到着が早朝のため、1日を有意義に過ごせる。
- 日本到着が早朝のため、入国審査が驚くほど早い。
- 深夜に行うアメリカでの出国手続きもビックリするくらい早い。
- サンフランシスコ空港までの道のりもスムーズ。
- 機内は寝てる人が多いのか、静か。
出入国審査に時間がかからないのが、最大のメリットだと思います。今まで私が経験した中で最速でした。
深夜便はメリットの方が大きくて、デメリットがあまり浮かばないのですが、あえて言うなら。
- 夜間を機内で過ごすため、よく寝られるかと思いきやそうでもなく、体力的にちょっとしんどい。
- サンフランシスコ空港のトイレが汚い。
機内の過ごし方は色々あるので、人それぞれですが、私の場合は寝られると思っていて、そうでもなかったのが予想外なところでした。空港で待っている間に、眠気のピークが過ぎてちょっと目が冴えてきたり、食事したりなんやかんやで、まとまった時間寝られなかったのがダメだったのかも。
ただ、これも日本到着日の初日の日中を寝ずに過ごしたら、「朝起きて夜寝る」の生活にすぐ戻りましたので、大きく心配することもないかな、と思いました。
日本到着日に思いっきり東京で遊びたい方や出入国審査に時間をかけたくない方には、ぜひサンフランシスコ深夜発をオススメしたいです。