メキシカンレストランと言いつつ、ププサ（エルサルバドルの名物）も注文できるお店がバークリーにあります。さらに言うと、菓子パンやフランなども販売しています。
名前にBakeryとついているくらいなので、ベーカリーがメインのような気もしますが、そうだからといって、「町のパン屋さん」と言い切ってしまうには、もったいないくらい食事系のメニューが豊富で美味しいです。
そんなCasa Latina Bakery（カサ・ラティーナ・ベーカリー）を写真付きでご紹介します！
Casa Latina Bakery（メキシカン・ラテンアメリカンレストラン＆ベーカリー）
Berkeley（バークリー）にある、とてもカジュアルなレストラン＆ベーカリーです。
Fourth Streetという小売店が並んでいる通りから歩いて10〜15分ほど離れた、こんなところに飲食店あるの？という、パッと見ではちょっと見つかりにくいところにあります。
でも、本当に美味しいので近くに来た際には、ぜひ寄って欲しいです！
ププサ＆フィッシュタコでお腹がいっぱい
こちらのレストランは、ベーカリーが本業なのか、レストランが本業なのか、本気で悩んでしまうくらいに、どちらのメニューも豊富です。入ってくるお客さんを眺めていても、食事する人とパンと飲み物を買って帰る人と大体半々くらいでした。
私たちは食事をしにきたのですが、今回のメインはププサです。ププサを食べるために、ここまで来たというのが正しいかもしれません。そして、なんとなくワカモレの気分になり、ワカモレもオーダーしました。
チップスが少ないかもな〜と思いましたが、ププサはすごいお腹いっぱいになるので、ここは様子見をして、足らなければ追加しようと思っていましたが、ちょうどいい感じに食べきることができました。
ワカモレは、新鮮でちょうどいい塩加減＆量でした。
そしてメインのププサです。
エルサルバドルの料理で、とうもろこしの粉や米粉を使い、中身に豆、チーズ、お肉類などを入れて包み、丸めた後に平たく伸ばして焼いたものです。溶けたチーズがちょっとはみ出て、焼かれていたりすると、たまらなく美味しいです。
中身は応用がきくので、パプリカ・玉ねぎ・トマトなど野菜ばっかりで作ったり、チーズだけにしたり、キノコ類を入れたりしたりと各家庭でオリジナルがあります。
ロロコ（Loroco）とチーズという組み合わせが鉄板らしく、仲良くなったエルサルバドルの人たちにオススメを聞くと、だいたい「ロロコとチーズが1番」と言われます。
ロロコについては、こちらの『エルサルバドルに広がる「一村一品」』（朝日新聞GLOBE+より）を読んで頂くと、より知識が深まります。
私とププサの出会いは、こちらへ引っ越してきて1年くらい経った頃でした。
近所にあったメキシカンレストランでププサというものを発見したのですが、それまでは見たことも聞いたこともなかったので、いつもタコスかワラチェ（Huaraches）を食べていました。その日は、いつもと違うものを食べてみようということで、気になっていたププサを食べてみたところ、とっても美味しかったので、それ以来、ププサにはまり、機会があれば食べるようになったのです。
ただ、難点もあって、レストランの中には、ラードを使って調理していることも多いのです。そのため、なかなかベジタリアン仕様のププサに出会うことが少ないのが、残念。でも、Casa Latinaは、ベジタリアン仕様です！
ププサには、必ずクルティードと呼ばれるキャベツ・にんじん・玉ねぎのマリネとサルサがついてきます。クルティードとサルサは足りなくなったので、追加をお願いしました。
私は、ププサが1枚だと、ちょっと足りないし、かといって2枚食べると、食べきれないことが分かっていたので、ププサは1枚にして、フィッシュタコを1つ注文しました。
フィッシュタコは、シンプルに鱈の天ぷら（フリット？衣をつけて揚げたもの）、キャベツ、ピコデガヨにアボカドのスライスが乗っています。
横から見ると、大きく見えますが、タコスは野菜がいっぱいなので、ププサに比べるとお腹にドーンとくることもなく、意外とペロッと食べられます。
ププサ1枚、フィッシュタコ1つ、ワカモレ＆チップスでいい感じにお腹がいっぱいになりました。
帰りがけには、前回来た時に食べて、しっとりさに感動したケサディーヤ・サルバドレーニャを、今回も忘れずに1つ購入。
ケサディーヤ・サルバドレーニャと小洒落た名前ですが、簡単に言うと、チーズケーキ・エルサルバドル風です。
お店の人もそうやって説明してました！
しっとりしたチーズ風味のパウンドケーキみたいな感じです。これが思ったよりも美味しく、初めて食べた日から大好きです。
米粉とチーズ、卵、サワークリーム、砂糖にバターなどをたっぷり使った、ほんのり酸味がきいた甘いケーキです。白胡麻トッピングが特徴です。
エルサルバドルのチーズ（queso duro blando）はアメリカでは使うことが難しいらしく、パルメザンチーズやクリームチーズで代用することが多いと聞きました。
乳製品がたっぷり入っているので、こってりしたものが苦手な方にはオススメしにくいですが、フィナンシェのようなしっとりした食感が好きな方にはぜひ！（ただ、お店によってはドライなケーキのところもあります。）
かなり高カロリーと思われるケーキで、購入すると紙袋にポイッと入れてくれるのですが、ものすごい油が染みてきます。そのため、油染みが他に移らないように、紙袋を入れるビニールの袋か箱か何かを持参するのをオススメします。
ヘビーそうに見えるのに、ペロッと食べられてしまうこのケーキ。大きいので、カロリーが気になり1つしか買いませんが、近所にお店があったら、頻繁に通って食べてしまいそうでコワイです。エルサルバドルではコーヒーと一緒に召し上がることが多いそうです。
今回は、とてもカジュアルなお店、さらにフルサービスのレストランではなかったからなのか、それとも、場所的なものなのか、ほんの気持ちですが割安感があります。
| Guacamole & Chips | $9.00 |
| Pupusas (3) | $14.25 |
| Baja Fish Taco | $6.90 |
| Agua Fresca 12oz Tuesday | $3.00 |
| Subtotal | $33.15 |
| Sales Tax | $3.40 |
| Tip | $7.31 |
| Total | $43.86 |
火曜日に行ったので、Taco Tuesdayのサービスの1つで、飲み物が3ドルでした。
お店の特徴
お店の特徴です。
| 雰囲気 | とてもカジュアル、レジでオーダーする方式です。 |
| 店内の様子 | 意外に奥行きとスペースのゆとりがあります。 相席で使うような大きなテーブルが中央にあります。 |
| 営業時間 | 朝から夜まで！ 朝はパン、お昼・夜はご飯と何時に来ても良さそうです。 基本的には7:00〜22:00ですが、曜日によって多少変動します。 |
| ロケーション | 車で行く方が良い場所にあります。 |
| 価格と予算 | 比較的リーズナブルです。 【予算】1人あたり$10〜$20くらい（チップ、アルコール等飲料は除く） |
| オススメポイント | 気軽＆1人でも利用しやすそう。 おやつのパンを買うのにも良い！ |
| ベジメモ | Black Beansはベジタリアンです（動物性油脂＆出汁は不使用）。 ライスは注文しなかったので、確認しませんでした。 質問すれば、お店の人がちゃんと答えてくれます。 |
| まとめ | フルサービスではないので、気軽に食事をすませたい方にはさらにオススメです。 どの料理もフレッシュで美味しいです！ |
火曜日のランチ時間に行きましたが、けっこうおひとり様も多かったです。壁沿いに2人がけテーブルがセットされていて、雰囲気的にも1人でもフラッと入りやすいお店です。
場所・アクセス
やや中途半端なところにあるので、車で行くのがオススメです。
お店まわりの治安については、あまり行くことがないエリアなので、なんとも言えないところですが、賑やかな場所ではないので独特の雰囲気がありました。お店の中にもフラッと色んな人が入ってきて、独り言を言いながらグルグル店内を回ったりしていたり、勝手に超大型犬が入ってきたりして（抜け毛もすごかった上に、寝転がって居座った）、ちょっとドキドキしました。
